

その防災用品は使えますか?

災害に備え、備蓄品や防災セットの準備への意識が高まる一方、
実際、「役に立たなかった」「使い方が分からなかった」という声が多く聞かれます。
「いざ」という時に使えなければ備えた意味がありません。
この機会に身の回りの道具について見直し、防災スキルを高めましょう。

災害時には「いつもの当たり前」が、突如として停まってしまうものです。
高層ビルのエレベーター停止、いつも使っている交通機関の混乱によるマヒ、大渋滞で車が使えない…etc。
平時と比較し、ご自宅や目的地に対して、自らの足で動かなければならない状況が増えます。
「機動性」の観点で身の回りにある道具を見直すことをおすすめします。

日常生活になくてはならない電気・水道・ガス。
中でも困るのが水道です。飲み水はもちろん、トイレやお風呂、歯磨き、洗濯など意外と水を必要とする機会が
多くあります。次に電気、暗くて困る以上に、冷蔵庫も使えず、さらにスマホの充電切れは現代社会では一大事です。
ガスは復旧順も一番遅いためお湯が出る生活に戻ったときは感激するほどです。
「ライフライン」の観点で身の回りにある道具を見直すことをおすすめします。

避難の際、いつもと異なる環境で長時間過ごさなければなりません。
避難所生活では何気ない行動でも感じるストレスをなるべく軽減していきましょう。
「ストレス軽減」の観点で身の回りにある道具を見直すことをおすすめします。

ボランティア
瓦礫の撤去や救援物資の運搬、被災地の方々の食事の支援など…毎日の生活以外にも、
復興までには乗り越えなければならない壁が数多くあります。
出来る範囲でもボランティアに参加する事で、被災地の皆さんの助けになるだけでなく、自分自身の心構えや準備にもとても大きなプラスになります。
無計画に赴くことはかえって現地に迷惑をかける場合があるため、行政の窓口に助言を仰ぐなどして、是非計画的にボランティア活動に参加してみて下さい。
「自給自足」の観点で身の回りにある道具を見直すことをおすすめします。
