Let's experience
National Parks
of Japan
体験しよう、日本の国立公園
Let's experience National Parks of Japan
- 最新のツアー・講座情報：
- 2025.07.21-22 富士槍屋久島登山部 槍ヶ岳登頂の為のトレーニング
- 2025.07.26-27 【登山学校実技講座】テント泊で行く！日本百名山 焼岳（１泊２日）
- 2025.07.26-27 【おとな女子登山部】百名山 乗鞍岳で星空観察とご来光登山を楽しむ♪（女性限定講座）
- 2025.08.02-03 【おとな女子登山部】苗場山登頂と山小屋に泊まって高層湿原を楽しむ♪（女性限定講座）
- 2025.08.04-06 【登山学校実技講座】国際山岳ガイド 山下ガイド同行 西穂～奥穂縦走（ジャンダルム）3日間
- 2025.08.18-20 【登山学校実技講座】国際山岳ガイド 山下ガイド同行 西穂～奥穂縦走（ジャンダルム）3日間
- 2025.08.24-25 【登山学校実技講座】日本百名山 花の百名山 白山(2,702ｍ）を楽しむ1泊2日
- 2025.09.06-07 【登山学校実技講座】テント泊で行く！日本百名山 仙丈ヶ岳（１泊２日）
- 2025.06.21 【好日山荘登山学校×島田ガイド事務所】富士槍屋久島登山部 槍ヶ岳登頂の為のトレーニング
- Park No.35
- 西表石垣国立公園
- いりおもていしがきこくりつこうえん
- 沖縄県
原生的な亜熱帯林とサンゴ礁の海
- 西表石垣国立公園は、日本の最南端にある国立公園です。ここには、手つかずに近い亜熱帯の森や、日本で最大級のマングローブ林、美しいサンゴ礁など、南国ならではの豊かな自然が広がっています。また、こうした自然の中で人々が長い時間をかけて築いてきた、伝統的な沖縄らしい暮らしや文化の風景も大きな魅力です。さらにこの公園では、イリオモテヤマネコやサキシマカナヘビといった、この地域だけに生息する珍しい動植物も多く見られます。これらは、島が大陸とつながったり離れたりする中で、独自に進化してきた結果です。公園内では、カヤックやシュノーケリング、ダイビング、マングローブクルーズといった海のアクティビティのほか、トレッキングや動物観察、ドライブなど陸で楽しめるレジャーも人気です。訪れる人々に、豊かな自然とふれあえる貴重な体験を提供しています。
- Mountain/Field
- 公園に属する山・コース
- Learn more
- 西表石垣国立公園を詳しく知る
- 西表石垣国立公園がある八重山地域は、琉球列島の最南端に位置し、約2,300万年前以降の大きな地殻変動によって、大陸や日本本土とつながったり離れたりを繰り返してきました。こうした変化の中で、一時は大陸と陸続きになったことで多くの動物が渡来し、その後、島が孤立したことで外部との行き来が限られ、イリオモテヤマネコなどの固有種が長い時間をかけて独自に進化するなど、特徴的な自然環境が形づくられました。
- 西表石垣国立公園には、亜熱帯の大自然が生んだダイナミックな地形が広がっており、マリユドゥの滝やピナイサーラの滝、仲間川のマングローブ林など、迫力ある滝や豊かな水系が見どころです。
- なかでも、沖縄県最高峰の於茂登岳や、深い森に囲まれた秘境ピナイサーラ奥地、そして手つかずの自然に包まれたマヤグスクの滝などは、人の手がほとんど入っていない神秘的な景観を残しており、訪れる人々に大自然の雄大さと静けさを感じさせてくれます。
- 西表石垣国立公園では、西表島にしか生育しないヤエヤマカンアオイやイリオモテガヤのような固有植物が見られます。これらは、島の長い地質の歴史と隔離された環境の中で進化してきた貴重な存在であり、この地域特有の高い生物多様性を示しています石垣島と西表島の一部地域にしか見られないヤエヤマヤシやサキシマツツジも、この公園を代表する希少植物です。ヤエヤマヤシの群落は、石垣島の米原にあり国の天然記念物にも指定されており、亜熱帯の島ならではの独特な景観をつくり出しています。
- 石垣島と西表島の一部地域にしか見られないヤエヤマヤシやサキシマツツジも、この公園を代表する希少植物です。ヤエヤマヤシの群落は、石垣島の米原にあり国の天然記念物にも指定されており、亜熱帯の島ならではの独特な景観をつくり出しています。
- さらに、西表島ではサキシマハブカズラやナンバンカモメラン、タイワンエビネのように、熱帯から亜熱帯にかけて広く分布する植物が日本の分布北限として自生しており、東南アジアに近い地理的条件と温暖な気候の影響を強く受けた南方系の植生が特徴です。これらの植物は、本州などでは見られない、独自の生態系を形づくる重要な存在です。
- 公園内の河口部や海岸の汽水域には、日本最大級のマングローブ林が広がり、干潟・河川・サンゴ礁と連携した多様な水辺の生態系を支えています。ウミショウブやニッパヤシ、サキシマスオウノキの群落なども見られ、荒川のカンヒザクラの自生地とともに、自然景観としても極めて貴重です。
- 西表石垣国立公園は、イタジイなどの森、マングローブ林、海岸林、サンゴ礁といった多様な自然環境が川や海を通してつながり合うことで、豊かな生態系を育んでいます。こうした環境の中で暮らす代表的な動物のひとつが、日本の天然記念物にも指定されているイリオモテヤマネコで、世界でも西表島にしか生息していない非常に貴重な存在です。
- カンムリワシやヤエヤマセマルハコガメは、八重山諸島を分布の北限とする種で、ここを含む限られた地域でしか見られません。また、ムラサキサギやズグロミゾゴイ、リュウキュウヨシゴイなど、湿地や水辺を好む珍しい鳥たちも観察されており、野鳥観察の宝庫でもあります。
- 仲間川やマングローブ林周辺では、ミナミトビハゼやミナミコメツキガニ、コナカハグロトンボといった干潟や汽水域に特有の生き物たちが暮らしており、小さな生き物たちもこの地の生態系を支える重要な存在となっています。夜の森では、ヤエヤママルバネクワガタや、独特の模様と毒性を持つサキシマハブなども見られ、多様で個性的な昆虫・爬虫類の世界も広がっています。
- さらに、石垣島と西表島の間に広がる石西礁湖では、日本最大級のサンゴ礁が発達しており、そこにはナンヨウマンタをはじめとした大型の海洋生物も姿を現します。サンゴ礁に暮らす生き物の種類は国内でもトップクラスで、この海域の生物多様性は世界的にも高く評価されています。
- 西表石垣国立公園のある八重山地域では、自然の恵みを暮らしに取り入れながら、石垣や魚垣、伝統的な農林漁業、食文化などが育まれてきました。自然を敬う心は、民謡や祭りといった文化の基盤にもなっています。
- 竹富島では、赤瓦屋根の家々と白砂の道が調和した美しい街並みが守られており、自然素材を活かした伝統的な暮らしの風景を今に伝えています。
- 西表島では自然の恵みに感謝する「節祭（シチ）」が、黒島では海の豊かさを祈願する「豊年祭」が行われており、それぞれの島で自然と深く結びついた祭りが今も大切に受け継がれています。
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